【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「何食べる?」
朝陽くんは私の前に座ってメニューを見せてくれた。
「朝陽くんは何食べるの?」
「俺、何食べよ………」
そしてしばらく、
あれがいい、これがいいと悩んで。
「俺、ハンバーグでも食べるよ。」
「じゃあ私もそれで!」
「来愛、お前それ言うの待ってたろ。」
「だって決められないんだもんっ!!」
「ははっ」と笑いながらも
店員さんを呼んで注文してくれた。
「あ、この時間にさ、
残りの補習やっとこう。明日楽でいいぞ?」
「あ、うん。そうだね。」
私は朝陽くんに言われるがままに
カバンから補習プリントを出した。