【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!




「何食べる?」


朝陽くんは私の前に座ってメニューを見せてくれた。


「朝陽くんは何食べるの?」


「俺、何食べよ………」


そしてしばらく、
あれがいい、これがいいと悩んで。


「俺、ハンバーグでも食べるよ。」

「じゃあ私もそれで!」

「来愛、お前それ言うの待ってたろ。」

「だって決められないんだもんっ!!」


「ははっ」と笑いながらも
店員さんを呼んで注文してくれた。



「あ、この時間にさ、
残りの補習やっとこう。明日楽でいいぞ?」


「あ、うん。そうだね。」


私は朝陽くんに言われるがままに
カバンから補習プリントを出した。



< 238 / 303 >

この作品をシェア

pagetop