【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「……兄貴?どうした?顔色悪いな……」
来愛と別れてから一人で
家に帰った。
そして今は夕飯の時間……
俺は隣に座る夕陽にそう話しかけられた。
「あ?いや別になんもねえよ……」
「来愛絡みか??」
「え?アサ兄、来愛ちゃんと何かあったの??」
夕陽も陽菜も心配そうに俺の顔を覗き込む。
「いや……別に……」
「…兄貴が何かを隠しているときは
『別に』っていうんだよ。」
「……俺そんな分かりやすいか?」
俺が不思議そうに言うと、
2人揃ってうんと大きくうなずかれてしまった。