【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「お前、バカそうだもんな。」
「は?バ、バカ!?」
な、何この人っ!!
初対面だよ!?
デリカシーってものを知らないのか!!
まるで朝陽くんみたいだ…………
「…あはは。ごめんごめん。」
そうにっこり笑って私の髪をクシャクシャする。
この人、怖いって思ったのに、
こんな風に笑えるんだ………
びっくりしちゃった………
というか、
今更だけど、
変な時期に転校してきたんだね………
「でさ、お前………」
「柊です。」
「は?」
「お前じゃなくて柊です。」
「あ、悪い。柊、ほんとに高3?」
……………
ほんとこの人嫌だ。