【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「こ、高3ですよ!小さいですけど!!!」
私は香月くんに反論するように、
大きな声を出した。
「あー悪い悪い。いや、
こんな小さな高3がいるんだなって思ってさ。」
この人確実に私をバカにしてるよ。
やめてほしいんだけどな…
「ごめんねーお待たせ。
あ、香月くん、これ試験結果よ!」
そう言いながら教室に帰ってきた先生は
凄い笑顔で転校試験の結果を香月くんに見せた。
「…ありがとうございます。」
え!!!
私はその小さな紙がチラッと見えて
心のなかで叫んでしまった。