【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「ねえ、香波(かなみ)何やってんの?」
柚木(ゆずき)香波ちゃんはチャラいグループのトップの子。
巻いている長い髪の毛は栗色で、
サイドで髪をシュシュで結んで居る。
その香波ちゃんと、麻耶ちゃんは幼なじみで仲がいいらしい。
「朝陽まってんのよ!」
「あーなるほど……」
「あ、麻耶たちも一緒に待つ?」
「いや~」
そう言った麻耶ちゃんは私の方を向いて
アイコンタクトで“どうする?”と聞いてきた。
私は首を大きく左右に振った。
「分かった。」
そう言った、麻耶ちゃんは「帰るわ!」
と香波ちゃん達言って生徒玄関から外に出た。