【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
は、初めて聞いた……
幼なじみだったんだ…………
だけど私はもうなんとも思ってないの。
莉子ちゃんとあれからもっと仲が深まったと思ってるし。
「あ、そう言えば、
アサ兄と喧嘩でもしたの??」
と、陽菜ちゃんは何かを思い出したように尋ねて来る。
「え?」
「うん、この前ね??『来愛の様子見てくる!』って
言って出て行ってすぐに帰ってきて、
部屋にこもっちゃって…
そして私達が話しかけても素っ気なくて……」
陽菜ちゃんは玄関の扉を開けながら
話してくれた。
「うーん。喧嘩はしてないし、
それに、しばらく会ってないから……」
「そ、そっか……あ、上がって!」
陽菜ちゃんはそう言って、私を家に招いてくれた。