【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「朝陽とだよ。あたしね?
一週間くらい前に日本に来て、
ここに泊めてもらってるんだけど
朝陽と全く話してないんだ。」
そう言いながらリップを塗り直す莉子ちゃん。
「そんなこと、さっき、陽菜ちゃんにも言われたの。」
「あ、そうなの?心当たりないの?」
「うん……ない……」
朝陽くんどうしちゃったんだろ………
「入るね?」
扉の外から陽菜ちゃんの声が聞こえて
莉子ちゃんが答えた。
「うん。」
「話し聞いちゃった。ごめん。
あ、それで、今日もおかしいよね?
いつも来愛ちゃんが来ればすぐに降りてくるのに
今日は来なかったし………」
そう言えば…。