【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
朝陽くんは凄く冷たい顔でそう言った。
私、自分の気づかない所で
朝陽くんを傷つけていたんだ。
「ごめんなさい!!」
「え?」
「私、何が悪かったのかわかんないの。
それでも、朝陽くんがそんな冷たい顔をするのは嫌なの。
だから私が、なにかしたなら謝りたいと思って……」
私はその場で頭を下げた。
「来愛………」
「それと、補習中、『来なくていいよ』
って言ってごめんね。
それをどうしても謝りたくて今日は来たんだけど……」
私は溢れ出しそうな涙を抑えながら
頭を下げ続けた。