【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!





そう言って私を抱き寄せる。


「兄貴、来愛に愛想尽かされんぞ、
んなあほなことしてると。」



と、朝陽くんの部屋の前を通りかかった
ユウくんが言って、階段を降りていった。



「こら!夕陽!お前連れていかねえぞ?」


「べっつにいいよー!」


と兄弟のやり取りを聞いて
私はなんだか和やかな気分になる。



陽菜ちゃんも莉子ちゃんも、
柔らかい笑顔で二人の様子を見ていた。



< 277 / 303 >

この作品をシェア

pagetop