【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
そう言って私を抱き寄せる。
「兄貴、来愛に愛想尽かされんぞ、
んなあほなことしてると。」
と、朝陽くんの部屋の前を通りかかった
ユウくんが言って、階段を降りていった。
「こら!夕陽!お前連れていかねえぞ?」
「べっつにいいよー!」
と兄弟のやり取りを聞いて
私はなんだか和やかな気分になる。
陽菜ちゃんも莉子ちゃんも、
柔らかい笑顔で二人の様子を見ていた。