【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「はあああ。お熱いね…」
「アサ兄……もう見てられないよ。」
そう言って陽菜ちゃん達は
部屋を出て行った。
結局花火大会のこと話さないまま………
「お前も補習頑張ったし!
夕陽との関係も分かったし!
これで花火大会楽しめるな!笑って行けるな!」
朝陽くんがここまで
クシャッと笑うのはレアだと思う。
いつも微笑む程度の朝陽くん。
私、すごい貴重なものを見ている感覚になった。
「あ、それじゃ、それだけだから帰るね?」
「あ、おう。送ってくな。」
「ありがと。」
そうして私は朝陽くんの家を後にした。