【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
第2章
ウワサ【来愛side】
カフェで朝陽くんたちと出くわしてから3日が経った。
「気にしすぎだって!!来愛!」
「麻耶ちゃん……でも……」
「あんなの、ただのやっかみよ。『ウザい』だなんて
靴箱に紙を入れることしか出来ないヤツなのよ!
弱いやつなんだよ!!」
そう励ましてくれた麻耶ちゃん。
「はよ。柊。」
教室のドアの前で麻耶ちゃんと話していた私に
声をかけてきたのは朝陽くんだった。
「……おはよ。」
「…お、おはよう…です………」
なんだか普通にできない……
目が合わせられない。
「麻耶ちゃん朝陽くん、ごめんね……」
そう言って私はトイレに駆け込んだ。
個室に入った瞬間に私の頬を涙が伝った。