【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「はははっ!!マジ!?ありえねぇ!!」
あっ……
「あの朝陽が?」
「うん!だってさ~」
「ないない!!あの地味子だろ?絶対ないって~」
そんな話をしながらトイレに入ってくる複数の女子たち。
「だって何回か放課後教室で会ってるとか、
一緒に帰ってるとか噂凄いし!」
「朝陽がそんなん相手にするわけないじゃん!」
「まぁそうだけど~なんかむかつくよね!!」
「確かに、地味子のくせに男にはモテるんだからね~」
「柊だよねー?」
私モテる?
何の話……?
相手にしない……?
そんなのわかってる……
みんなが朝陽くんのこと好きなのなんて私が一番知ってる。
ずっと見てたんだから……