【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「じゃあ、またあとでな!」
担任が入ってきたから要は少し離れた席に戻り、
白河は俺の前の席に座った。
「白河、柊は俺のせいなのか?」
「桐生。あたしからは何も話せないけど、
あの子の事頼んだよ。来愛には“あんたしかいない!”」
そう言って前を向き1時間目の授業を聞き始めた白河。
“あの子の事頼んだよ。”
“来愛にはあんたしかいない!”
どういう意味なんだろうか……
柊を守れるのは俺だけってことか?
でもどうして。
俺のせいで今、この場にいないのであれば、
守れるのは俺じゃないんじゃないのか?