【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
私は後ろの扉から逃げようとしたのを
朝陽くんに腕を掴まれ、とめられた。
“来愛!!”
ドキドキドキドキ……
図書室で2人。
たったそれだけで、
私の心臓はもう壊れそうなくらい早くて……
「なぁ、俺の事避けてんのか?」
そう言って私を大事そうに
後ろから抱きしめた朝陽くん。
離れるって決めていたのに……
ダメだ……
そんな風に優しくしないで。
悲しそうな声を出さないで………
ドキドキ治まんない……から……。