【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
告白【来愛side】
つ、着いた……
私は息を切らしながら図書室の前に居た。
「すーっ」っと息を吸い深呼吸をして図書室の扉を開けた。
そこにはまだ静かな状態で、
麻耶ちゃんの言う通り、要くんと朝陽くんが居た。
「あ、来愛ちゃん!」
「要くん……」
私が要くんの名前をつぶやくと、要くんはニッと笑い
私の横をすり抜けて小声で「ファイト。」と言って図書室を出て行った。
まるで私が今から何をするか分かっていたみたいに……
「桐生くん……」
「来愛?」
「さっきはごめんなさい……私…」
「うん。俺こそごめん。」