【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
名前を呼ばれたことで
我に返った私。
は!っと気づいて、
今ある状況を理解した。
「好きって言いたかっただけなので、
こ、これで失礼します!!」
私……
ヘタレ!!
私はそう言って入り口の方まで
歩いて行こうとした時、
「ホントお前バカだな……」
「え?」
また抱きしめられた。
「俺も好きに決まってるだろ……」
ドキン……
「あ、あの……朝陽くん……」
「あ、でもな?」
そう言って私から離れた朝陽くんは
自分のカバンの中から
白い紙のようなものを出してきた。