【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!




名前を呼ばれたことで
我に返った私。


は!っと気づいて、
今ある状況を理解した。



「好きって言いたかっただけなので、
こ、これで失礼します!!」



私……



ヘタレ!!



私はそう言って入り口の方まで
歩いて行こうとした時、



「ホントお前バカだな……」



「え?」




また抱きしめられた。




「俺も好きに決まってるだろ……」




ドキン……




「あ、あの……朝陽くん……」



「あ、でもな?」




そう言って私から離れた朝陽くんは
自分のカバンの中から
白い紙のようなものを出してきた。




< 64 / 303 >

この作品をシェア

pagetop