【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「変なのなんて私もだよ。朝陽くんがかっこ良くて、
触れたいって思っちゃうし……
なんだか、ムズムズしちゃうし……。」
わ、私何言ってんの………。
こんな恥ずかしいこと私よく言えてるね……。
「もう、お前可愛すぎだろ。」
そう言った朝陽くんは、私をまた抱き締めた。
「あ、あの、移動しない……?
今更だけど、は、恥ずかしい……。」
私はちらっと周りを見ると
みんなが私たちに注目してることに気づいた。
「うわ。ほんとだ。行くか。」
そして、朝陽くんは私の手を握り、
走りだした。
人混みを上手に分けながら。