【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「……えーっと…う、うん。」
「うわぁっ!!ありがとう!!
やっぱり来愛は優しいねッ!!」
そう言って自分に合う服を探し始めた莉子ちゃん。
胸が痛い……
言えなかった……
朝陽くんの彼女だって言えなかった……
私、朝陽くんの事ちゃんと好きなのに……
言えなかった。
それが罪悪感となって私の心を蝕(むしば)む。
涙も出ないほど苦しい……
ごめんね……朝陽くん……
私朝陽くんにひどい事……
――――しちゃったよ………