【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「じゃあ、これ買ってくるね!」
莉子ちゃんはレジに向かっていった。
莉子ちゃんと、朝陽くんの関係って一体なんだろう。
聞く勇気が無くて……
いや、聞いて答えを聞くのが怖くて聞けない……
つくづく私の弱さに驚かされる。
私はカバンに入れていた鏡をだし、顔を見た。
……
なんか、不幸せそうな顔してる……
ダメだ。
こんなんじゃ、朝陽くんに気づかれちゃう……
笑っていなきゃ。
私は鏡の前で笑顔を作り、鏡をカバンに戻した。