【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「お待たせ!買ってきた!ありがとう!
いいの選んでくれて!」
「う、ううん……」
私は莉子ちゃんの顔を見ずそう言った。
「じゃあ、朝陽んとこ戻ろっかー!」
そう言って歩き始めた莉子ちゃん。
イライラ。
イライラ。
なぜか、莉子ちゃんに対してイライラが抑えられない。
「来愛!どうしたの?はーやくっ!」
そう言って少し離れたところで、
手招きする莉子ちゃん。
私は少し微笑み、莉子ちゃんの元へ歩き始めた。