【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
元カノと2人で【朝陽side】
「朝陽!!ちょっといいかなー」
そう言って来愛と一緒に俺の所に戻ってきた莉子。
「なんだよ。いいかな。って……」
「話しあんの!あ、来愛、朝陽、借りてもいい?」
「え?」
莉子の言葉に戸惑いとは違う何かを見せる来愛。
「ここで話せ。莉子。」
「ここじゃあ無理よ」
そう言って俺の腕に絡みついてくる莉子。
「離れろよ、莉子……」
「いいよ。行ってきて!私、本屋にでも居るから。」
そう言った来愛は俺達の方を振り返ることなく、
本屋のある3階に上がっていった。
「莉子、なんだよ。」
俺は莉子に冷たい目を向けた。