【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
「もしかして違う言葉だった?」
「え。」
「朝陽は本当に来愛が好きなの?」
「す、好きだ……」
「何その歯切れの悪さ……」
俺は莉子の目に吸い込まれそうだ……
「俺は、来愛が好きだ……!」
「そっか……そこまで言われちゃあね……」
そう言った莉子は俺の元を離れ、
来愛が居るであろう本屋に向かった。
俺、彼氏失格じゃねえのか……
来愛を好きだと言えなかった。
だけど、もう言える。
次聞かれたら言える。
絶対言える。