俺しかいない





駿をねたみながらも俺のテンションはやたらとあがってきていた。







なんせ女の子と遊ぶなんて超久しぶり!






俺変な行動しねぇよな…

自分が心配~












そんなことを考えている間も、俺の目は自然と桜ちゃんに釘付けになっていた。














と、その時




「駿、ちょっと翔借りるよ。あと華世も。

三人で先に場所取りお願い~」



「え~!?

なんで翔?

何すんだよ」



「かんけーないじゃん!」



美里のキツイ一言に駿は衝撃をうけて硬直してしまった。







「場所とっとく。

駿、来いって。あと桜ちゃんも」








駿はうらめしそうに俺を見てから

背中をこっちに向けて拓哉と桜ちゃんの後をとことこついて行った。









< 13 / 52 >

この作品をシェア

pagetop