〔BL〕透き通った嘘




瞬間俺の身体は、面白いほどに反応した。




ピタリと動きが止まる。






「あ、でも毎回1位とって集会でスピーチすんのも面倒だから、実質1位なんだけどな?」






ここで、他のお気楽な高校生どもだったら

「おめぇ自慢してんじゃねーぞー!!」

とか言って笑いあえたんだろうが、

残念ながら俺は、そんなお気楽な高校生ではない。





…身長が小さいものが、デカいものに『壁ドン』するなんて、不格好にもほどがある。





そんなこと、どうでもよかった。













ドンッ










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