〔BL〕透き通った嘘
親には
『トモキ、勉強はちゃんとしてるのか。
オマエの一人暮らしは認めているが、条件は守ってるんだろうな?
オマエは将来、私の病院を継ぐのだから、しっかりしてもらわねば困る。』
「…はい。わかってますよ。…えぇ。それじゃ。」
プチッ ツー、ツー、ツー、ツー…
(あぁもう、うぜぇ…)
何やってんだ俺。
はぁ。
「ねみぃ…」
俺は、ベットに力なく倒れ込んだ。
いつも、思う。
(ああ、夢であってくれ。)
そして、今日も目を閉じた。