〔BL〕透き通った嘘




親には




『トモキ、勉強はちゃんとしてるのか。

オマエの一人暮らしは認めているが、条件は守ってるんだろうな?


オマエは将来、私の病院を継ぐのだから、しっかりしてもらわねば困る。』




「…はい。わかってますよ。…えぇ。それじゃ。」




プチッ   ツー、ツー、ツー、ツー…





(あぁもう、うぜぇ…)




何やってんだ俺。





はぁ。




「ねみぃ…」




俺は、ベットに力なく倒れ込んだ。





いつも、思う。

 






(ああ、夢であってくれ。)







そして、今日も目を閉じた。





< 9 / 159 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop