◎☆ Margaret*
● 記憶
あれは確かわたしが中学校に入る頃。
相変わらず病院生活が続いていた。
根暗で地味なわたし。
誰が悪い訳でも無いのに、
自分の病に、自分の性格に、
自分に対する周りの態度に、
ただただいらいらして
行き場の無い感情が
わたしのなかで渦を巻いていた。
那由太さんが中学校に上がる頃から
だんだんとわたしたちは遊ばなくなった。
今考えみれば、
小学校六年生の男の子が
自分より三つも下の小学校三年生の
女の子二人と毎日遊んでくれた事自体、
申し訳の無い話だ。
そんな那由太さんがお見舞いに
来てくれていた。
その頃、那由太さんは高校一年生だ。
相変わらず病院生活が続いていた。
根暗で地味なわたし。
誰が悪い訳でも無いのに、
自分の病に、自分の性格に、
自分に対する周りの態度に、
ただただいらいらして
行き場の無い感情が
わたしのなかで渦を巻いていた。
那由太さんが中学校に上がる頃から
だんだんとわたしたちは遊ばなくなった。
今考えみれば、
小学校六年生の男の子が
自分より三つも下の小学校三年生の
女の子二人と毎日遊んでくれた事自体、
申し訳の無い話だ。
そんな那由太さんがお見舞いに
来てくれていた。
その頃、那由太さんは高校一年生だ。