『華國ノ史』
セブンの要請を受け、双子の魔法使いミニッツとセコンドが杖を振りかざし詠唱を始める。
双子の魔法使いが三日月城塞着任時より描いていた精霊召喚陣が光を放ち始める。
それは三日月城塞城壁に二つ描かれていた。
ミニッツ
「小さき王、凶暴の徒」
セコンド
「赤き王冠、緑の杖」
ミニッツ
「反逆の兄弟…」
セコンド
「雄々しき叫び声…」
ミニッツ&セコンド
「…出でよっ!
チキンヘッズ!」
魔方陣の放つ光の強さが増し、そこから現れたのは馬程の大きさの精霊コカトリスであった。
茶色い雄鶏の体に蛇の尾が付いている。
その叫び声は渓谷に響き双子の杖が指し示す煌皇軍城塞に向かい一心に走りだし、地を蹴り、宙へ舞った。
二匹は谷間の前で再度地面を強く蹴り、翼を羽ばたかせ一気に城へと取り付いた。
頭である鶏は煙のような息を吐き、蛇は誰彼構わず噛みついている。
鶏の息を受けた回りの煌皇兵士は次々に石へと変えられていった。
三体の異形の生物に三日月城塞からは驚きと称賛の歓声が上がる。
死霊使いのクロネが呼び出した悪霊マダム・ソウイリーの馬車が煌皇軍の城の正門を無数の手で打ち付けていた。
中々開かぬ門に気が狂ったように攻撃を繰り返す。
次第にそれは強くなり、遂に鉄の門が開かれた。
しかしそこには煌皇側の魔法使い達が待ち受けていたのだった。
彼らは一斉に初級魔法であるマジックアロウを放ちマダムを打ち倒すと次にコカトリスの兄弟の息を防ぎに掛かった。
しかし、双子の精霊使いが呼び出したチキンヘッズは多くの矢を受け、
激情し城より南方に控える一団に向かい突撃した。
そこには三日月城塞を襲った巨大な鉄の矢を放つ弓型兵器が配備されたいたが、
コカトリスによって滅茶苦茶に破壊されてしまった。
煌皇の装甲歩兵が一列に並び、身の丈程もある盾を構え前進しコカトリスのブレスを封じに掛かる。
その後ろでは撤退していた弓兵が再度二体のコカトリスぬ向け弓を引いている。
その後方ではセブンが賢者ケイロンから受け取ったグローブから放たれる魔法障壁を張りつつ城へと突撃を開始したのであった。
双子の魔法使いが三日月城塞着任時より描いていた精霊召喚陣が光を放ち始める。
それは三日月城塞城壁に二つ描かれていた。
ミニッツ
「小さき王、凶暴の徒」
セコンド
「赤き王冠、緑の杖」
ミニッツ
「反逆の兄弟…」
セコンド
「雄々しき叫び声…」
ミニッツ&セコンド
「…出でよっ!
チキンヘッズ!」
魔方陣の放つ光の強さが増し、そこから現れたのは馬程の大きさの精霊コカトリスであった。
茶色い雄鶏の体に蛇の尾が付いている。
その叫び声は渓谷に響き双子の杖が指し示す煌皇軍城塞に向かい一心に走りだし、地を蹴り、宙へ舞った。
二匹は谷間の前で再度地面を強く蹴り、翼を羽ばたかせ一気に城へと取り付いた。
頭である鶏は煙のような息を吐き、蛇は誰彼構わず噛みついている。
鶏の息を受けた回りの煌皇兵士は次々に石へと変えられていった。
三体の異形の生物に三日月城塞からは驚きと称賛の歓声が上がる。
死霊使いのクロネが呼び出した悪霊マダム・ソウイリーの馬車が煌皇軍の城の正門を無数の手で打ち付けていた。
中々開かぬ門に気が狂ったように攻撃を繰り返す。
次第にそれは強くなり、遂に鉄の門が開かれた。
しかしそこには煌皇側の魔法使い達が待ち受けていたのだった。
彼らは一斉に初級魔法であるマジックアロウを放ちマダムを打ち倒すと次にコカトリスの兄弟の息を防ぎに掛かった。
しかし、双子の精霊使いが呼び出したチキンヘッズは多くの矢を受け、
激情し城より南方に控える一団に向かい突撃した。
そこには三日月城塞を襲った巨大な鉄の矢を放つ弓型兵器が配備されたいたが、
コカトリスによって滅茶苦茶に破壊されてしまった。
煌皇の装甲歩兵が一列に並び、身の丈程もある盾を構え前進しコカトリスのブレスを封じに掛かる。
その後ろでは撤退していた弓兵が再度二体のコカトリスぬ向け弓を引いている。
その後方ではセブンが賢者ケイロンから受け取ったグローブから放たれる魔法障壁を張りつつ城へと突撃を開始したのであった。