『華國ノ史』
 セブンの渾身の魔力を込めた魔法には味方でさえ驚いた。

カトリ
「凄い魔法だな、眠りドラゴン城でみた火柱もお前がやったのか?」

セブン「ああ」

クロネ
「レベルで言ったら上級魔法使い以上の威力ね」

セブン
「クロネの魔法もだろ?」

クロネ「まーね」

ミニッツ&セコンド
 「まだ来るぞ!」

 
 危機を覚えた華國軍は必死になり前進していた。


 あの魔法がもう一度火を吹けば敗退色が濃くなる。


 しかし、それに合わせて三日月城塞の軍も橋を渡り、煌皇側の城まで出ていた。

セブン
「エイブルス!」

エイブルス
「おうっ!凄い活躍だな」

セブン
「弓兵を前へ、カトリ、行けるか?」

カトリ「大丈夫だ」

セブン
「よし、ミニッツ、セコンド準備を」

ミニッツ&セコンド
「分かった」

セブン
「ウルブス、ピエロも弓兵の指揮を」


ウルブス「かしこまった」
ピエロ「あいよ」

セブン「クロネ、まだまだやれるだろう?」

クロネ「任しといてよ」

セブン
「第二戦だ!

 敵を迎え撃つ!

 地の理はこちらにあるが、気を抜くな!

 情けは一時捨てろ!

 弓兵!狙え、

 ……放てーっ!」

 
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