『華國ノ史』
一度退却すれば相手の魔力が回復すると考えたボーワイルドは後続部隊に波状攻撃を命じた。
坂道を突進してくる煌々兵にカトリの巻き起こす追い風と華國軍の矢が襲った。
進軍が困難な程強烈な風とそれによって速度を増す矢は高低差も相成り散々に煌皇軍を打ちのめした。
矢が尽きるとミニッツとセコンドが再度チキンヘッズを呼び出し敵の戦意を大きく落とす。
風に乗った息は谷間を駆け巡り、一度退けた厄介なコンビが怒り狂い再度暴れて回った。
次第に坂道には死体が溢れだす。
それは勿論、煌皇側の兵士であった。
クロネは非道ではあったがその死体と化した兵士を全魔力を注ぎ込み、
ゾンビ兵を作り出す。
動きこそ遅いが、意思を持たぬ殺人兵器は煌皇に精神的なダメージも与えた。
先ほどの戦友が敵となるからである。
怒りに燃えた煌々軍は何度も坂道を駆け上がる。
しかし、主を失い道に散らばった武器を操るピエロの魔法に足を止められる。
ここでセブンは退却を指示、華國軍は三日月城塞に余裕を持って再度立て籠った。
橋で殿を勤めたのはウルブスであった。
橋に1人立ち、華國一番と言われたその剣が衰えていない事を惜しみ無く両軍へと示して見せた。
そして正門まで下がって来ると、マジックアロウを放ち、
敵を蹴散らし悠々と正門へ歩き退却を完了した。
門が閉じられた時、この一連の反撃の成功に華國軍は声を上げる。
しかし、魔法使達の魔力が尽きた今、純粋な戦争になった事で華國軍は窮地に陥っていた。
勿論、退却した事は先程の魔法使い達の燃料切れだと悟ったボーワイルドは、
何とか味方を励まし即座に全軍再突撃を命じる。
魔力が回復をさせる迄に決着を着けなければと考えたボーワイルドは精鋭部隊を再度前線と交代、投入する。
これには魔人と人間の混血種である逆人も戦列に加えられた。
セブン達、龍華王虎隊は魔力を少しでも回復するべく後方へ下がる。
そこへフィナレ教会騎士団の団長サジが現れた。
坂道を突進してくる煌々兵にカトリの巻き起こす追い風と華國軍の矢が襲った。
進軍が困難な程強烈な風とそれによって速度を増す矢は高低差も相成り散々に煌皇軍を打ちのめした。
矢が尽きるとミニッツとセコンドが再度チキンヘッズを呼び出し敵の戦意を大きく落とす。
風に乗った息は谷間を駆け巡り、一度退けた厄介なコンビが怒り狂い再度暴れて回った。
次第に坂道には死体が溢れだす。
それは勿論、煌皇側の兵士であった。
クロネは非道ではあったがその死体と化した兵士を全魔力を注ぎ込み、
ゾンビ兵を作り出す。
動きこそ遅いが、意思を持たぬ殺人兵器は煌皇に精神的なダメージも与えた。
先ほどの戦友が敵となるからである。
怒りに燃えた煌々軍は何度も坂道を駆け上がる。
しかし、主を失い道に散らばった武器を操るピエロの魔法に足を止められる。
ここでセブンは退却を指示、華國軍は三日月城塞に余裕を持って再度立て籠った。
橋で殿を勤めたのはウルブスであった。
橋に1人立ち、華國一番と言われたその剣が衰えていない事を惜しみ無く両軍へと示して見せた。
そして正門まで下がって来ると、マジックアロウを放ち、
敵を蹴散らし悠々と正門へ歩き退却を完了した。
門が閉じられた時、この一連の反撃の成功に華國軍は声を上げる。
しかし、魔法使達の魔力が尽きた今、純粋な戦争になった事で華國軍は窮地に陥っていた。
勿論、退却した事は先程の魔法使い達の燃料切れだと悟ったボーワイルドは、
何とか味方を励まし即座に全軍再突撃を命じる。
魔力が回復をさせる迄に決着を着けなければと考えたボーワイルドは精鋭部隊を再度前線と交代、投入する。
これには魔人と人間の混血種である逆人も戦列に加えられた。
セブン達、龍華王虎隊は魔力を少しでも回復するべく後方へ下がる。
そこへフィナレ教会騎士団の団長サジが現れた。