『華國ノ史』
トリートは手当てを受けながら、手短に話した。
代表は先程の男で、彼は西の海にいる海賊達をまとめていた男であった。
彼自体が率いる海賊団は少数であったが、傘下は二百を越えていた。
海賊カッツはその名を聞けば、港の勇ましい男も黙る程であった。
トリート
「先にちょっとした報酬を出す。
ここから南に行ったメルボン港の海岸に煌皇の乗り捨てた艦隊がある。
それら全てを与える。
これが私の印を押した書簡だ」
カッツ
「益々気に入ったぜ!太っ腹なんだな?
で?何をすれば良い?」
トリート
「南の海と街を荒らし回れ、抵抗する者は全て殺し、
奪える物は全て奪い丘を進む軍を支援して欲しい。
戦争に負ければ大罪人だ。勝っても後ろ指を指される。
艦隊を運営するにはもっと人員も必要だ。
厄介な仕事だが、だが華國海軍を幾度も退けた男にしか出来ない仕事だ」
カッツ
「嫌われんのは慣れてるし、気にもしねえ。
それより、あんたにそこまで言われちゃ、やってやるさ 」
トリート
「では頼んだ。私は行く」
カッツ
「もう行くのか?」
トリート
「お前が傲慢の鮫と呼ばれる様に、
私も執念の狼と言われているんでね」
トリートは解放された部下と共にその場を後にした。
海賊
「お頭、本気で軍になるんですか?」
カッツ
「躊躇なく目を潰しやがった。
高々少数の犯罪者相手に大国の王子がだぞ?
あいつの目を見たか?
まるで冬越えの狼みたいに飢えた目をしてやがる。
それにやることは一緒だろーが!
殺し、奪い、酒を飲む。
人を集めるぞ!出港の準備だ!
旨くやった奴は幹部にするぞ!
自分の船を持てる機会だ!
働け!屑共!
これからは華國艦隊提督と呼べ! 」
代表は先程の男で、彼は西の海にいる海賊達をまとめていた男であった。
彼自体が率いる海賊団は少数であったが、傘下は二百を越えていた。
海賊カッツはその名を聞けば、港の勇ましい男も黙る程であった。
トリート
「先にちょっとした報酬を出す。
ここから南に行ったメルボン港の海岸に煌皇の乗り捨てた艦隊がある。
それら全てを与える。
これが私の印を押した書簡だ」
カッツ
「益々気に入ったぜ!太っ腹なんだな?
で?何をすれば良い?」
トリート
「南の海と街を荒らし回れ、抵抗する者は全て殺し、
奪える物は全て奪い丘を進む軍を支援して欲しい。
戦争に負ければ大罪人だ。勝っても後ろ指を指される。
艦隊を運営するにはもっと人員も必要だ。
厄介な仕事だが、だが華國海軍を幾度も退けた男にしか出来ない仕事だ」
カッツ
「嫌われんのは慣れてるし、気にもしねえ。
それより、あんたにそこまで言われちゃ、やってやるさ 」
トリート
「では頼んだ。私は行く」
カッツ
「もう行くのか?」
トリート
「お前が傲慢の鮫と呼ばれる様に、
私も執念の狼と言われているんでね」
トリートは解放された部下と共にその場を後にした。
海賊
「お頭、本気で軍になるんですか?」
カッツ
「躊躇なく目を潰しやがった。
高々少数の犯罪者相手に大国の王子がだぞ?
あいつの目を見たか?
まるで冬越えの狼みたいに飢えた目をしてやがる。
それにやることは一緒だろーが!
殺し、奪い、酒を飲む。
人を集めるぞ!出港の準備だ!
旨くやった奴は幹部にするぞ!
自分の船を持てる機会だ!
働け!屑共!
これからは華國艦隊提督と呼べ! 」