『華國ノ史』
銀竜が飛び去るのをピエロと逆人達は見送った。
ゼレイドの追撃を振り切る為に乗り捨てたのだ。
山脈の抜け道を行くピエロの一団を華國軍が発見し保護をした。
兵士はピエロから事情を説明され、食料と防寒具を調達し彼等に与えた。
山脈を無事通り抜けたピエロは王都に向かい王の保護を受けるように書簡を託した。
逆人達はピエロがまた戦地へと向かうと聞き、
半数以上の者が着いて行くことを望んだ。
更に新しい種族の名をピエロにつけて欲しいとも。
逆人という名と一緒に今までの過去と決別したかったのだ。
逆人達はピエロを自分達の救世主とし、先導者と崇めた。
ピエロ
「うーん、俺で良いのかな?
まあそこまで言うなら、でも友達ファーストの時も適当だったよ?
そうだな、じゃあサーカスだ。
サーカスにはピエロもいる。
サーカスは皆家族なんだ」
逆人
「サーカス、サーカス族…家族。
素晴らしい!我等はサーカス族!
我等の種族は皆、家族だ。
我々サーカス族は、
先導者様に忠誠を誓う」
ピエロ
「まあ気にいったんならそれでもいいけど。
俺に忠誠ってのはなー?
家族が忠誠を誓うってのは違うんじゃない?」
サーカス族
「なんと、我等を家族と申されるか、
最早この命惜しくも無い!」
ピエロ
「まっいっか。
友達が困っているから助けに行くよ。
ちょっと寄り道するし、
試したい魔法があってね。
君達に負担が掛かるけど、いいかい?」
サーカス族
「我々は自由です。
自由な意志は束縛よりも強い。何なりと」
ピエロ
「でもまあこれからするのは、
束縛の魔法の応用なんだけどね」
これよりピエロは得意の刺青による印章魔法を変化させた魔法具を彼等に装備させた。
それは彼が開発し一式注文し揃えていた武具であった。
黒に包まれた鎧にはあらゆる魔法印章が内側に書かれ、
身に付けた者を制約する。
その代償に力を得る物であった。
ピエロ率いるサーカスの黒き兵団は黒騎士と呼ばれ、
戦場で恐れられる事となる。
ゼレイドの追撃を振り切る為に乗り捨てたのだ。
山脈の抜け道を行くピエロの一団を華國軍が発見し保護をした。
兵士はピエロから事情を説明され、食料と防寒具を調達し彼等に与えた。
山脈を無事通り抜けたピエロは王都に向かい王の保護を受けるように書簡を託した。
逆人達はピエロがまた戦地へと向かうと聞き、
半数以上の者が着いて行くことを望んだ。
更に新しい種族の名をピエロにつけて欲しいとも。
逆人という名と一緒に今までの過去と決別したかったのだ。
逆人達はピエロを自分達の救世主とし、先導者と崇めた。
ピエロ
「うーん、俺で良いのかな?
まあそこまで言うなら、でも友達ファーストの時も適当だったよ?
そうだな、じゃあサーカスだ。
サーカスにはピエロもいる。
サーカスは皆家族なんだ」
逆人
「サーカス、サーカス族…家族。
素晴らしい!我等はサーカス族!
我等の種族は皆、家族だ。
我々サーカス族は、
先導者様に忠誠を誓う」
ピエロ
「まあ気にいったんならそれでもいいけど。
俺に忠誠ってのはなー?
家族が忠誠を誓うってのは違うんじゃない?」
サーカス族
「なんと、我等を家族と申されるか、
最早この命惜しくも無い!」
ピエロ
「まっいっか。
友達が困っているから助けに行くよ。
ちょっと寄り道するし、
試したい魔法があってね。
君達に負担が掛かるけど、いいかい?」
サーカス族
「我々は自由です。
自由な意志は束縛よりも強い。何なりと」
ピエロ
「でもまあこれからするのは、
束縛の魔法の応用なんだけどね」
これよりピエロは得意の刺青による印章魔法を変化させた魔法具を彼等に装備させた。
それは彼が開発し一式注文し揃えていた武具であった。
黒に包まれた鎧にはあらゆる魔法印章が内側に書かれ、
身に付けた者を制約する。
その代償に力を得る物であった。
ピエロ率いるサーカスの黒き兵団は黒騎士と呼ばれ、
戦場で恐れられる事となる。