『華國ノ史』
セブン
「良いもの見せてあげようか?」
ウルブス
「何ですかな?」
セブン
「働きネズミに極上のワインを」
セブンの胸ポケットから木で作られたピエロ色のネズミが走り出た。
ウルブス
「おほー珍しい。
アカチュアの木で作られた玩具ですな」
セブン
「ピエロンって言うんだ。
ピエロから貰ったんだよ」
ウルブス
「ピエロ?ははーん、それで内調と」
セブン
「でもピエロが内調だってことはナイチョだって言ってた。
あははっはあははははは」
セブンは思い出してツボに入った。
ウルブス
「!あの殺戮道化がそんな冗談を?」
セブン
「あははっあはーははひーひーお腹痛い」
ウルブス
「ふふふ、確かに貴方なら心を開きそうですな、紅茶でも如何かな?」
セブン
「じゃあ一緒にお茶にしよう、マッチョのお菓子もあるんだ」
ウルブス
「私は仕事中ですからね」
ウルブスは鮮やかな手際で紅茶を入れる。
セブンは見たことがない程の丁寧な紅茶の入れかたに見とれていた。
普段でかい鍋に葉っぱを放り込むだけの紅茶しか飲んだ事がなかったからだ。
ウルブス
「お砂糖とミルクは?」
セブン
「うんと甘くして」
ウルブス
「ふふ、さあどうぞ、癖の無い茶葉を選びましたが」
セブンは紅茶をすすった途端に笑顔になった。
セブン
「これって本当に紅茶?」
ウルブス
「美味しいですか?」
セブン
「とーーーーっても」
ウルブス
「ふふふ、それは良かった」
セブン
「ウルブスも飲んでよ」
ウルブス
「いや私は」
セブン
「好き嫌いはよくないよ」
ウルブス
「ふふ、別にそう言うわけではないんですがね」
既にウルブスはこの仕事を受けた事が正解であったと思い始めていた。
「良いもの見せてあげようか?」
ウルブス
「何ですかな?」
セブン
「働きネズミに極上のワインを」
セブンの胸ポケットから木で作られたピエロ色のネズミが走り出た。
ウルブス
「おほー珍しい。
アカチュアの木で作られた玩具ですな」
セブン
「ピエロンって言うんだ。
ピエロから貰ったんだよ」
ウルブス
「ピエロ?ははーん、それで内調と」
セブン
「でもピエロが内調だってことはナイチョだって言ってた。
あははっはあははははは」
セブンは思い出してツボに入った。
ウルブス
「!あの殺戮道化がそんな冗談を?」
セブン
「あははっあはーははひーひーお腹痛い」
ウルブス
「ふふふ、確かに貴方なら心を開きそうですな、紅茶でも如何かな?」
セブン
「じゃあ一緒にお茶にしよう、マッチョのお菓子もあるんだ」
ウルブス
「私は仕事中ですからね」
ウルブスは鮮やかな手際で紅茶を入れる。
セブンは見たことがない程の丁寧な紅茶の入れかたに見とれていた。
普段でかい鍋に葉っぱを放り込むだけの紅茶しか飲んだ事がなかったからだ。
ウルブス
「お砂糖とミルクは?」
セブン
「うんと甘くして」
ウルブス
「ふふ、さあどうぞ、癖の無い茶葉を選びましたが」
セブンは紅茶をすすった途端に笑顔になった。
セブン
「これって本当に紅茶?」
ウルブス
「美味しいですか?」
セブン
「とーーーーっても」
ウルブス
「ふふふ、それは良かった」
セブン
「ウルブスも飲んでよ」
ウルブス
「いや私は」
セブン
「好き嫌いはよくないよ」
ウルブス
「ふふ、別にそう言うわけではないんですがね」
既にウルブスはこの仕事を受けた事が正解であったと思い始めていた。