『華國ノ史』
三兄弟がここまで強かったのは祖父が元軍人であったからというのもあった。
この頃、三人は毎日のように特訓を受けていたと記録されている。
弓、剣、斧、槍、一通りの武器の扱いだけは出来るようになっていた。
この日も小屋の裏では相も変わらず祖父が言うには緩い特訓が続いていた。
トール
「セブンは弱いなー?」
マッチョ
「肉をもっと食え、脂肪はパワーだ」
祖父
「年の差の割には良くやってるだろう?
まあ、チビは根性だけは一人前だな!
うはは」
セブンは遂に泣き出した。
トール
「泣くなよ、今日は旅の魔法使いが広場に来てるってよ」
トールはマッチョを苛める事はあったがセブンは可愛がっている。
マッチョ
「お前まだチビだから魔法見た事ねーだろ?
連れてってやるぞ!」
マッチョはセブンが生まれてから兄貴風を吹かせる事が多かった。
祖父
「お前等も見た事ないじゃろが」
トール
「泣いてたら連れて行ってやんないぞー?」
セブン
「じゃあ泣かない」
マッチョ
「じいちゃん一緒に行くか?」
祖父
「祈りは好きだが魔法は嫌いじゃ、簡単に命を奪うからな」
トール
「それは便利だな」
祖父
「これ!いつも言っとるじゃろが!
騎士の習わしを宣言せい!」
トール
「ハイハイ、血気の勇は自ら望まぬ様に」
マッチョ
「されど弱きを守る為に力を求めよ」
セブン
「我らは正義、そして護国の名誉を求めん!」
祖父
「よしっ、行け!小さき騎士達よ!」
三人は待ってましたと、稽古を終えて商店が集まる広場へと全力で走っていった。
この頃、三人は毎日のように特訓を受けていたと記録されている。
弓、剣、斧、槍、一通りの武器の扱いだけは出来るようになっていた。
この日も小屋の裏では相も変わらず祖父が言うには緩い特訓が続いていた。
トール
「セブンは弱いなー?」
マッチョ
「肉をもっと食え、脂肪はパワーだ」
祖父
「年の差の割には良くやってるだろう?
まあ、チビは根性だけは一人前だな!
うはは」
セブンは遂に泣き出した。
トール
「泣くなよ、今日は旅の魔法使いが広場に来てるってよ」
トールはマッチョを苛める事はあったがセブンは可愛がっている。
マッチョ
「お前まだチビだから魔法見た事ねーだろ?
連れてってやるぞ!」
マッチョはセブンが生まれてから兄貴風を吹かせる事が多かった。
祖父
「お前等も見た事ないじゃろが」
トール
「泣いてたら連れて行ってやんないぞー?」
セブン
「じゃあ泣かない」
マッチョ
「じいちゃん一緒に行くか?」
祖父
「祈りは好きだが魔法は嫌いじゃ、簡単に命を奪うからな」
トール
「それは便利だな」
祖父
「これ!いつも言っとるじゃろが!
騎士の習わしを宣言せい!」
トール
「ハイハイ、血気の勇は自ら望まぬ様に」
マッチョ
「されど弱きを守る為に力を求めよ」
セブン
「我らは正義、そして護国の名誉を求めん!」
祖父
「よしっ、行け!小さき騎士達よ!」
三人は待ってましたと、稽古を終えて商店が集まる広場へと全力で走っていった。