『華國ノ史』
五人がいや、訓練生の一番の楽しみであるのが魔法実習の授業である。
基本魔法は入期毎に別れて学び、またそれぞれの適正に合わせた専門魔法の訓練の二種類があった。
セブン達を受け持つのは副校長であるクラッシュであった。
セブン
「知ってる人で良かった」
クロネ
「魔導師様に学べるなんてラッキー」
クラッシュ
「うむ、宜しく」
カトリ
「校長って見たか?入学式にもいなかっただろ?」
ミニッツ&セコンド
「見てない」
クラッシュ
「校長の素性は秘密でな、だが皆を見守っておられる」
カトリ
「じゃあクラッシュ先生が実質的に校長ってわけですか」
クラッシュ
「そんなに大したものではないがな。
では早速だが専門魔法を決めるぞ」
クロネ
「私はヒーラーがいいです!」
クラッシュ
「決めるのは君達でも無く私でもない。
羅針盤が決めるのだ」
カトリ
「俺はもう決まってるけどな」
クラッシュ
「うむ、おそらくそうだな」
クロネ「どういうこと?」
クラッシュ
「付いてこい、案内しよう」
クラッシュに連れられて一同が着いたのは古ぼけた鉄の扉が付いた部屋であった。
綺麗な校舎の中で異質な感じのする部屋である。
部屋に入ると大きな円盤が大・中・小と三つ地面に並んでいた。
クロネ「これが羅針盤?」
クラッシュ
「そうだ。
しかし、指し示すのは方角では無く、中央に立った者の特性を指し示すのだ。
大きい羅針盤は一般的な魔法を指す、見てみろ」
羅針盤の外側には色々な絵が書かれている。
セブンは赤い水滴のような絵を指して言った。
セブン
「これは血?」
クラッシュ
「火だ。
中央から伸びる印がこれに止まれば炎の属性をその人間が持っているという事になる。
つまり、炎魔法クラスで学ぶ事になる。
理解と覚悟は出来たかな?
では始めよう!」
基本魔法は入期毎に別れて学び、またそれぞれの適正に合わせた専門魔法の訓練の二種類があった。
セブン達を受け持つのは副校長であるクラッシュであった。
セブン
「知ってる人で良かった」
クロネ
「魔導師様に学べるなんてラッキー」
クラッシュ
「うむ、宜しく」
カトリ
「校長って見たか?入学式にもいなかっただろ?」
ミニッツ&セコンド
「見てない」
クラッシュ
「校長の素性は秘密でな、だが皆を見守っておられる」
カトリ
「じゃあクラッシュ先生が実質的に校長ってわけですか」
クラッシュ
「そんなに大したものではないがな。
では早速だが専門魔法を決めるぞ」
クロネ
「私はヒーラーがいいです!」
クラッシュ
「決めるのは君達でも無く私でもない。
羅針盤が決めるのだ」
カトリ
「俺はもう決まってるけどな」
クラッシュ
「うむ、おそらくそうだな」
クロネ「どういうこと?」
クラッシュ
「付いてこい、案内しよう」
クラッシュに連れられて一同が着いたのは古ぼけた鉄の扉が付いた部屋であった。
綺麗な校舎の中で異質な感じのする部屋である。
部屋に入ると大きな円盤が大・中・小と三つ地面に並んでいた。
クロネ「これが羅針盤?」
クラッシュ
「そうだ。
しかし、指し示すのは方角では無く、中央に立った者の特性を指し示すのだ。
大きい羅針盤は一般的な魔法を指す、見てみろ」
羅針盤の外側には色々な絵が書かれている。
セブンは赤い水滴のような絵を指して言った。
セブン
「これは血?」
クラッシュ
「火だ。
中央から伸びる印がこれに止まれば炎の属性をその人間が持っているという事になる。
つまり、炎魔法クラスで学ぶ事になる。
理解と覚悟は出来たかな?
では始めよう!」