『華國ノ史』
 魔法都市は歴史が古いので隠された場所が多くあった。

 しかし見えないものは誰も気にしないのであろう。

 そして、以外にも幽霊もよく見れた。

セブン「ゴースト発見!」

カトリ「帽子を貸してくれ、おお!

 農夫のゴーストだな。

 農夫のゴーストっと」

 カトリは今までは見つけた物を地図に記していた。

カトリ
「良し、今日はこの校舎裏を調査するぞ!

 頼むぞセブン」

 普段授業を受けている無知なる者の止まり木裏は家庭菜園のような空間が広がっている。

 
 魔法薬クラスの管理下であった。

セブン「発見!」

カトリ
「ゴーストか?

 今度クロネ誘って話を聞きたいもんだな、

 お宝の場所知ってたりして」

セブン
「魔法印です!」

カトリ
「おおお!やったな!

 久し振りだな、どれ見せてくれ」

 カトリが帽子を被り、セブンが走って行く方を見ると確かに、

 薄い紋章が浮き出ている。

カトリ
「校舎裏の壁だから期待していいんじゃないか?

 んーっと、文字が掘ってあるな、呪文だろう。

 セブン、ちょっと離れてろ」

 セブンは期待の眼差しでカトリが魔力を送っている壁を見た。

カトリ
「我は臆病者!備える者なり!」

 カトリが唱え終わると壁の一部の石が砂に代わり崩れ落ちた。

セブン「凄い!」

カトリ
「暗いな、ランタン持ってきたら良かったな」

 セブンは踊る炎を二体出した。

カトリ
「禁術は使うなって言われただろう?

 でも良くやったぞ」

 二人が階段を降り始めると直ぐに後ろで壁が塞がった。

セブン「カトリ~」
 
 不安になったセブンは泣きそうだった。

カトリ「だっ大丈夫、先に進もう。

 最悪扉を吹き飛ばしてでるさ」

セブン「さすがカトリ隊長!」

 
 カトリも実際は不安で仕方なかったが、

 セブンの手前気丈にも地下へと進んで行った。





 
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