『華國ノ史』
ただならぬ雰囲気の二人に思わず煌皇兵士達の足が止まった。
ケイロン
「戦闘が終わったらその剣を返して貰うぞ、鎧も貸してやったのに」
ウルブス
「背水の陣ですので、生身の方が感覚が尖るんです。
元より命を拾うつもりはありません」
ケイロン
「お互い年だぞ、無理するな、時間を稼げばそれで良い」
ウルブス
「この老体、朽ちるまで斬るだけです。
戦争を回避する為に私は候補生を育てたが、無駄であったか」
悲しそうな顔が一歩また一歩敵に向かうと徐々に憤怒の顔に変わっていった。
ウルブスの顔を知っていた煌皇軍の兵士が叫び声を上げた。
煌皇軍兵士
「華龍隊だ!
華龍隊の首狩りがいるぞ!」
煌皇軍隊長
「生きてたのか?
先の大戦で死んだと聞いたぞ?
構わん、最早枯れ木だ、討ち取って名を上げろ!」
ウルブス
「名ならくれてやろう。
ただし、貴様等の慰霊碑にだがな!」
ウルブスは迫る敵の首を一瞬で数個跳ね落とした。
数回それを繰り返すと敵も流石の強さに血の気が引いていた。
煌皇軍兵士
「強いぞ、レベルが違いすぎる」
遠くで魔法を唱えウルブスを狙っていた者も気づかぬ内に首が胴から離れていた。
そしてその周辺の者も次々に頭を失い膝から地面に崩れ落ちる。
煌皇軍隊長
「ひっ、逆人を呼べ!」
結果は同じであった。
逆人ですら魔法を発する前に倒れていく。
ケイロン
「老いて尚、華國三強であるか」
ウルブスを回避し逃げる様に進む煌皇軍にケイロンは火を吹き、魔法を放った。
そして手にしていたグリモワールを開くとそこからは多くの異形なる者が現れ煌皇軍を襲い始める。
ケイロンの援護射撃もありその一帯だけは虐殺のサイクルが代わり、煌皇軍の死体で埋め尽くされていったのだった。
ケイロン
「戦闘が終わったらその剣を返して貰うぞ、鎧も貸してやったのに」
ウルブス
「背水の陣ですので、生身の方が感覚が尖るんです。
元より命を拾うつもりはありません」
ケイロン
「お互い年だぞ、無理するな、時間を稼げばそれで良い」
ウルブス
「この老体、朽ちるまで斬るだけです。
戦争を回避する為に私は候補生を育てたが、無駄であったか」
悲しそうな顔が一歩また一歩敵に向かうと徐々に憤怒の顔に変わっていった。
ウルブスの顔を知っていた煌皇軍の兵士が叫び声を上げた。
煌皇軍兵士
「華龍隊だ!
華龍隊の首狩りがいるぞ!」
煌皇軍隊長
「生きてたのか?
先の大戦で死んだと聞いたぞ?
構わん、最早枯れ木だ、討ち取って名を上げろ!」
ウルブス
「名ならくれてやろう。
ただし、貴様等の慰霊碑にだがな!」
ウルブスは迫る敵の首を一瞬で数個跳ね落とした。
数回それを繰り返すと敵も流石の強さに血の気が引いていた。
煌皇軍兵士
「強いぞ、レベルが違いすぎる」
遠くで魔法を唱えウルブスを狙っていた者も気づかぬ内に首が胴から離れていた。
そしてその周辺の者も次々に頭を失い膝から地面に崩れ落ちる。
煌皇軍隊長
「ひっ、逆人を呼べ!」
結果は同じであった。
逆人ですら魔法を発する前に倒れていく。
ケイロン
「老いて尚、華國三強であるか」
ウルブスを回避し逃げる様に進む煌皇軍にケイロンは火を吹き、魔法を放った。
そして手にしていたグリモワールを開くとそこからは多くの異形なる者が現れ煌皇軍を襲い始める。
ケイロンの援護射撃もありその一帯だけは虐殺のサイクルが代わり、煌皇軍の死体で埋め尽くされていったのだった。