転換しましょ
転校生
授業が始まり、前の席と同じ位置に座る自分に違和感を感じる。
というか、後ろから二番目で窓側から二列目…転校生の俺が座るにはおかしい席だ。
まあ…前にも仲良くさせてもらっていたお隣さんに聞きますか。
「ねえ…えーと…」
「なに?森宮くん」
「俺テンコーセーなのにここっておかしくない?」
「一人転校していったの。だから」
「そ、そう。ありがとう」
うっわ、怖。まあ仕方ないか。徐々に仲良くなってこう。
****
昼休みの時間になりお弁当を持ってきた俺は参ったような顔をする。
転校生だから皆声を掛けてくれるかと思ったけど現実はそう甘くないか。
お弁当を持ち、教室を出ようとすると黒縁メガネの男子に声を掛けられ疑問顔をする。
「一緒に食べない?」
口元に手をやり、セーターで両手を隠して戸惑いがちに
「いいの?」
とちょうど相手に上目遣いになるようにする。
「もちろん。俺は新本 海な」
「新本くん?」
「お前、女子みたいだな!」
「男子だ!」
怒ったような顔をしながらそれでも口元は笑わせながら新本くんのグループに入る。
というか、後ろから二番目で窓側から二列目…転校生の俺が座るにはおかしい席だ。
まあ…前にも仲良くさせてもらっていたお隣さんに聞きますか。
「ねえ…えーと…」
「なに?森宮くん」
「俺テンコーセーなのにここっておかしくない?」
「一人転校していったの。だから」
「そ、そう。ありがとう」
うっわ、怖。まあ仕方ないか。徐々に仲良くなってこう。
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昼休みの時間になりお弁当を持ってきた俺は参ったような顔をする。
転校生だから皆声を掛けてくれるかと思ったけど現実はそう甘くないか。
お弁当を持ち、教室を出ようとすると黒縁メガネの男子に声を掛けられ疑問顔をする。
「一緒に食べない?」
口元に手をやり、セーターで両手を隠して戸惑いがちに
「いいの?」
とちょうど相手に上目遣いになるようにする。
「もちろん。俺は新本 海な」
「新本くん?」
「お前、女子みたいだな!」
「男子だ!」
怒ったような顔をしながらそれでも口元は笑わせながら新本くんのグループに入る。