flowergirls library Ⅱ
オマケ
其の壱 クリスマス
「ちわーっス!楓~?おい、楓」
朝から鳴らされるドア。
ガチャ。
「蒼~。五月蝿い。紫苑、寝てるんだけど」
「わりーわりー。これ置いたら帰る」
蒼は持っていた袋を差し出す。
「・・・・紫苑にプレゼント?」
「そうだよ。あ、楓はコッチ」
ポケットから小さめの箱を取り出した。
「・・・・ありがとね。サンタさん」
ぼそりと呟いた。
「うん。じゃあね」
蒼が去った後。
「楓!」
バタバタ走ってきた。
「あ、おはよう」
「枕元に、プレゼント置いてあった!」
「良かったね」
紫苑は、その後もしばらくハシャいでいた。