flowergirls library Ⅱ
砂漠で逝ってもいいなぁ
あ、荒野で逝ってもいいなぁ
そんなことを考えながら街のレストランで食事をとった。
流石に食べないと腹減るし、気絶した時が厄介だ。
前に一度だけ、食べないで過ごした事があった。
その時は酷く荒れて、国を破滅させかけたことがある。
それ以来、町や国を壊さぬ為に自殺行為はしていない。
「あの・・・・旅人さんですよね?」
すぐ側から声が聞こえた。
「あぁ・・・・そうだが。何か用?」
声の主の方に顔を向ける。
声の主は一人の少女だった。
目を輝かせていた。