flowergirls library Ⅱ
「シグナ。どうして君はこんな所に?」
シグナは溜息をついた。
「・・・・それがさ、私にもよく分からないんだ。
・・・・あの日、私達が変な踊りを踊った日以降の記憶が無いんだ。全くね。・・・・それで、この国に迷い込んできて・・・・ぁ、それと、このネックレス、なんなの?」
シグナは首元に掛かっているネックレスをつついた。
「それは、体が無い人が人形に宿るためのモノだよ。自分では外せないように出来ているらしい」
暗闇斗は簡単に説明した。
「ふぅん・・・・あ、看守、呼ばなくていいの?」
あ、忘れてた。
紫苑も、暗闇斗も忘れてたらしい。
二人とも、しまったって顔をしていた。