flowergirls library Ⅱ
暗闇斗と双子
「え?誰?」
紫苑が暗闇斗と二人を見比べている。
「やった!やった!」
「見つけた!見つけた!」
二人はハイタッチしている。
「お前ら・・・・なんで昔の僕らの姿を模してるのかな?」
暗闇斗が優しく話しかけた。
「「話しかけるな。罪人が」」
どうやら、暗闇斗のことが嫌いらしい。
「どうしたの?」
僕は優しく話しかけた。
「あ、神様」
「神様こんにちは」
二人が僕に手を振る。
「ゑ?」
「「あ、」」
・・・・この二人は・・・・何暴露してくれちゃってんのかな?
ニッコリ微笑みながら二人を見る。
「「ひぃっ!ご、御免なさい!蒼様!」」
「・・・・君たちは、誰?」
あくまで、知らないふり。
「はいっ!私は白雷(ハクライ)です!」
「はいっ!僕は黒雷(コクライ)です!」
二人はガタガタ震えながら答える。
「蒼、もう遅いぞ」
暗闇斗がポンッと手を肩に乗せた。
振り返れば、紫苑がスッゴク怒ってる!
マジで怒ってる!