flowergirls library Ⅱ
暗闇斗と双子 ~その後~
紫苑side
・・・・ここは?
暗い
何もない
一人?
何も見えない。
ここはどこだ?
『ヤッホー♪紫苑♪』
後ろから声が聞こえる。
振り返ると、俺に似た奴がいた。
『・・・・始めまして・・・・かな?確か。僕は鍵。君の存在理由の一つだよ~ん』
ヘラヘラしてる。
「何の用だ?」
『いや~。さっき、君を押しのけて外に出ちゃったから、謝ろーと思って、こうして君の前に現れた訳ですよ~』
「別に」
『いや~。久々外はよかったな~』
「そうか」
『でも、また、眠らなきゃ』
鍵は悲しそうにいった。
「どうして?」
『まだ、寝てて良いんだって♪』
「そう」
『でも、また、君にはあえるよ♪またね♪神様に宜しく♪』
「蒼?」
『そ。じゃ~ね~♪ふぁぁぁぁあ・・・・』
そうして、鍵は消えていった。