flowergirls library Ⅱ
「う・・・・ん?」
あ、紫苑が起きた。
「おはよう♪」
「・・・・何で抱きつかれてんの?」
「ヒ・ミ・ツだよ♪」
「ウザい・・・・何で布団、赤いんだ?」
紫苑が不思議そうに布団を見てる。
「あ、えと・・・・」
「あ?なんか、ぬるぬるする・・・・」
紫苑が手を出した。
「うわっ!赤い!?まさか!」
紫苑が布団を剥いだ。
僕の右脇腹が真っ赤くなっていた。
「これ・・・・俺が?」
「うん」
「何で平気なの?」
「何でだろーね?」
ニッコリ微笑んだ。
「・・・・ごめん」
「謝ることはないよ。だって紫苑、風邪引いてるんだもん♪」
何て言うと、
「いや、でも・・・・」
「風邪引くと寂しくなるってうしね♪」
紫苑は起き上がり俯く。
「おーい!粥出来たぞー・・・・うわっ・・・・酷い傷だな・・・・」
「平気なんだけどな~」