flowergirls library Ⅱ
「・・・・どうですか?」
「・・・・着いてきてくれても構いませんが・・・・ホントに詰まらないですよ?」
「構いませんが、何か?」
即答かよ。
「・・・・手続き、面倒そー・・・・」
ボソリと呟いた。
「さ!行きましょ!」
こうして、少女と旅する事となった。
「で?それで出国を許可しろと?」
「・・・・えぇ」
「・・・・理由は?」
「・・・・・・・・使えそうだったからですが」
しどろもどろになっていた。
「・・・・・・・・」
「・・・・駄目・・・・ですか?」
申し訳無さそうに門番を見る。
「構わない。・・・・ほら。手続き、終わったぞ」
「あ、有り難う御座います」
「あぁ、じゃあな。あーあ、化けモンがでてってせーせーするぜ」
僕は聞こえないフリをした。