flowergirls library Ⅱ
「集めて・・・・何するつもり?」
「美里を返してもらう」
「・・・・僕らは人質かい?」
「そうなるな」
・・・・。
淡々としてるー♪
ヤバいー♪
耐えられないー♪
「・・・・私は嫌よ!」
突然、綾さんが叫んだ。
「何で!折角掴み取った幸せを何で壊そうとするの!?」
「壊そうとはしてないよ。ただ、君らの力がなければこの世界もいずれ壊れる。まぁ、良く言って仲間、悪く言って人質或いは道具かな?」
「・・・・ちょっと待って、暗闇斗」
「なんだ?」
今の・・・・。
「世界が壊れるって・・・・」
「・・・・あぁ、壊れる。美里のせいでな」
美里?
「美里は『幽霊召喚ゲーム』を始めた、御伽噺に出てくる少女。前に言ったろ?」
「あー、あの子」
美里は暗闇斗もとい闇斗の恋人、そして、全ての原因であり、主犯者。
「僕は止めたんだぜ?美里が忠告を聞かなかったんだ。まぁ、君達は僕を恨んでくれて構わない。だけど、ホントの悪役は『ユウイ』だ」
「ユウイ?」
暗闇斗が目を配らせていた。
僕が説明するの!?
暗闇斗が頷く。
僕は深呼吸をした。
「ユウイは始め、暗闇斗を殺す為にトラックの運転手を操って見事殺す事が出来たんです。美里ちゃんが見ている前で殺す事で美里ちゃんが強く生き返らせたいと思います。そこで、あのゲームをやらせたんだと思います」