Dream×Dream

ちょっと来てくれ

ジリリリリ ジリリリリ

「な、なにっ!?」

思わず目覚まし時計をはたき落としてしまった。

「ニャッ!?」

ベッドの下で寝ていた猫の翔は、驚いた様子で部屋を飛び出していった。
まわりを見渡すと、そこはいつもの部屋。カーテンを開けっ放しだった窓からは眩しすぎる太陽がのぞいていた。

「あ~もうっ!ドアの先気になるじゃーん!!何で朝がきちゃったのー?」

もう少しで中に入れたのに…。少し悔しい思いを残しながら、今日は遅刻しないように急いで準備を始めた。
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