Dream×Dream
「あーおいしかった!!」

いっぱいになったお腹をさすりながらベッドに横たわる。

「北京ダックまで注文してくれるとは思わなかったよ。おいしかったなぁ」

おじさんとおばさんは昔から本当に優しい。感謝!

夕食の余韻に浸っていたら眠くなってきた。

「ニャン」
「翔も眠くなってきたのー?」

私が入って暖かくなった布団の中に、翔も入ってくる。
「おやすみ、翔。いい夢を見れるといいね」
「ニャーン」
電気が消え真っ暗になった部屋は、不気味というよりも安心できる空間に思えた。私はすぐに眠りに落ちた――
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