◇◆近距離恋愛◆◇


ピッピー!


響き渡る笛の音



これは部活終了の合図



あたしと愛子はその笛の音と同時に最後の仕事に取りかかる



ナンバリングを回収してコップなど洗い物に専念する


はずだったんだけど



「マネさん!柔軟手伝ってくれる?」



急に呼び止められてしまった



「あ、あたしですか?!」



目を見開いて自分に指を指した



「うん。だって君マネージャーでしょ?」



まあ、そうですけど。
何となく納得



「は、はあ。いいですよ」



あたしは了解したあと先輩の柔軟を手伝うことになった


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