◇◆近距離恋愛◆◇

「あ〜、食った食った!」



お腹を叩きながら満面の笑顔を見せる美海



「お前さ、その言葉遣いとか仕草とかまじおやじっぽい…。」



まあ、そんな仕草も美海がやれば可愛く見える



「いちいちうるさいわね〜!てかあのあんず飴のジャンケン、おしかったな〜」


「いや、ジャンケンにおしいとかないだろ…。」



「だってあいこだったんだよ?それにしてもあんずのおじさんジャンケン強いよな〜。」



自分の手を見ながらため息をつく美海



よっぽどジャンケンに負けたことが悔しかったらしい



まあ、俺にとっては親父のジャンケンの強さなんてどうでもよくてサラリと話を受け流した


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