◇◆近距離恋愛◆◇
「俺疲れた。ちょっと休もうぜ」
人混みが嫌いな俺にとってお祭りは地獄のような場所で
いくら美海とでも長時間なんて絶対無理
「え〜…。まあ、しょうがないか。隼人おじさんだもんね」
「誰がおじさんだと?お前に言われたくねえ」
俺は人通りの少ないところに腰かけた
美海も続いて俺の隣に座る
「美海はまだ若いもん!しかも美海が年取ったとしてもおじさんにはなんないし」
「いや、お前なら性別っていう大きな壁も簡単に越えられる」
そんな馬鹿げた話をしながら美海の横顔に見とれる